● 言っていることがコロコロ変わる!困ったお客さまの対応方法(サロン編)
こんにちは。奥 武志です。
ちょっと困ったお客さまがお越しになることも、ありますよね。
そんな時に、この方はちょっと変わった人だ!とつい思ってしまうのは、自然なことです。
例えば、言っていることがコロコロ変わる、困ったお客さまがサロンに来られた場合、どうしたら良いでしょうか?
実は、考え方ひとつで、一流になれるか?二流で終わるか?決まっていきます。
先日、こんなお客さまが来たというご相談を、Aさんから、いただきました。
(プライバシー保護のため、内容は加筆修正しています)
先日、こんなやり取りがありました。
お客さま「明日の午前中はあいていますか?」
Aさん「午前中ですね。11時からでいかがでしょうか?」
お客さま「午後はあいていますか?」
Aさん「午後は14時からが空いています。午後の方かよろしいですか?」
お客さま「じゃあ、午前中で。」
他のセラピストさんなどにも、相談したのですが、みんな「変わってるよね」と(苦笑)
たとえば、午後もお時間空いてますよ?と伺うべきなのでしょうか?
話が二転三転するお客様には、どんな質問をなげたらいいのでしょうか?
確かに、ちょっと変わった方に見えます(笑)
お知り合いに聞いても、変わった人と言われて、終わってしまったのですね。
このように、コロコロと言っていることが変わる場合の、考え方をお話します。
このお話は、ちょっとクレーマーっぽい?というお客さまがいる場合にも、共通しますよ。
目次
このお客さまはこういう人だ!と決めつけない
相手が何かを言ったときに、人は、無意識に、先入観を抱きます。
このような、予想外のことを言われると、変わってる人?と思ってしまうのですよね。
また、キツイ言い方をしてくる方であれば、この方は、クレーマーっぽいなあと、決めつけてしまったり。
真顔でいられたら、このお客さまは、ちょっと怖い人かなあなんて、思うこともありますね。
でも、あなたはその瞬間、まだ、そのお客さまの表面的な、ごく一部分しか見ていません。
この時点で、この人はこうだ!とラベルを貼ると、正しい対応ができなくなります。
まずは、この人はこうだと、無自覚にラベルを貼ろうとした瞬間に、自分にこう問いかけましょう。
「それは、本当?このお客さまが言いたいのは、ちょっと違うのでは?」
こう自分に問いかけることで、一旦、冷静になれますよ。
落ち着いて、逆の立場になって考えてみる
Aさんからいただいたご相談の場合を、振り返ってみましょう。
一旦、落ち着けば、お客さまの立場になって、考えやすくなります。
午前は?のあとに、午後は?と聞いたのは、なぜなのか。
本来であれば「明日はいつ空いていますか?」とまとめて聞けば、良いはずですね。
例えば、こうは考えられないでしょうか。
1:まず、「午前は空いてるかな?」と思って質問をした。
2:その後「あ、午後は何時があいてるかな?」と思ってまた質問した。
3:11時以降の午前、14時以降の午後、どちらが良いか?考えた。
4:その結果、午前11時が良いから、午前を選んだ。
あなたも、こんな経験ありませんか?
いっぺんに聞けば良いのに、後から、あ!そういえば!と思うこと^^
このお客さまは、マイペースな方で、いつもバラバラに聞いてしまうクセがあるかもしれませんね。
こうして、冷静に考えてみると、ああ、こう言いたいのかも?と見えてきますよ。
お客さまより先回りして、提案するのが一流
そういう方だとわかっている場合は、今回のようなケースでは、こうお答えできます。
「午前は10時から空いていますよ。ちなみに、午後15時以降も空いています。ご都合はいかがでしょうか?」
こうして先回りして伝えると、一発で終わりますね。
一流ホテルでは、こういう先回りを、先を読んだ気配りとして、よくやります。
「変わってる人だな」で終わらせるのって、簡単です。
でも、そこからどうできるか?を考えることが、一流サロンへの近道です。
あなたもぜひ、もう一歩先まで考える、一流を目指してみてくださいね。
お客さま対応は、友人よりプロに聞こう!
これは、ちょっとオマケ編です。
Aさんだけに限らず、私はコンサルをしていると、こういうことは、よく言われます。
「同業の仲間に聞いたら、これこれこう言われたのですが、腑に落ちなくて・・・」
「友人から、その人はクレーマーだから、毅然と対応した方が良い!と言われました」
でも、今回のように、詳しく聞いてみると、それはちょっと決めつけだなあということは、よくあります。
もちろん、仲間やお友だちは、あなたのことを思って、アドバイスをしてくれています。
悪意があるわけではなく、あなたの味方として、言ってくれているのですよね。
だから、その気持ちは、ありがたいなあと、感謝して受け止めましょう。
ただ、実際の対応は、どうすべきなのか?
ここに関しては、やはりお客さま対応のプロに、確認することをオススメします。
接客とは、心理学です。
お客さまは、本当は何を言いたいのか?自分はどういう風に相手を見ているのか?
こういったところを、客観的に分析していくと、正しい対応が見つかりますよ^^
どんなお客さまにも対応できる、先を読んだ気配りを
最後になりますが、今回、Aさんには上記のアドバイスを差し上げました。
こんな風に感じられたそうです。
ありがとうございます。スッキリしました。
先を読んだ気配り、色々なことに当てはまりそうです。
室温の確認だったり、力加減の確認も出来ますよね。
次回は、先回りして対応して行きたいと思います。
「変わってる」で、私自身も終わらせたくなかったから、モヤモヤしていたのかもしれません^^;
Aさん、素晴らしいです!!
そうですね。今回のケースから、様々な気配りにも、適応できます。
また、なんとなくモヤッとしたら、そこで終わらせずに、確認をしてみた。
このAさんの行動もまた、良い選択でした^^
あなたも、ちょっと困ったお客さまが来られたら、今回の話を思い出してみてください。
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